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2008年11月

2008年11月25日 (火)

アロス・メロッソ

先週11/20はボジョレー・ヌーヴォを楽しまれた方も多いのではないでしょうか。私は、飯田橋のスペイン料理店で素敵なセニョーラたちと美味しいスペイン料理をいただき、そのお一人がちょうどお誕生日でしたので、カヴァで乾杯しました。

Senora1 Senora2_2 そのセニョーラたちとは、昔、スペイン語のクラスが同じだったご縁で、ときどき、お食事をご一緒させていただいています。知的好奇心が旺盛な方々で、スペイン語や旅のお話などで楽しい時間を過しています。とてもおしゃれな方々で、いつもモナドのアクセサリーを素敵に着けてくださるのですが、このときも、ネックレスとブレスレットをセンス良く合わせてくださいました。

このお店、Comedor El Caminoのメニューは、前菜、メイン、デザートをそれぞれ1品ずつ選ぶプリフィックスのコースのみ。とはいえ、イノシシや鹿肉等、季節ならではのジビエの献立で、選ぶのに困ってしまいます。

Arroz そして、ボリューム満点の前菜とメインの後、デザートの前にアロス・メロッソ(arroz meloso:お米をことこと煮込んだリゾットのような料理で、魚介の出汁が効いていて美味です)が出ます。この頃にはかなり満腹になっていて、こんなに食べられるの?と思うのですが、これがどうして、結構サラッと食べられてしまうから不思議です。

このアロス・メロッソ、重そうな鉄鍋で炊き上げられるのですが、この鍋のシルエットがお店のシンボルマークになっています。スペイン語の先生が「お鍋はスペイン語で olla 『おじや』と覚えれば忘れない」と教えてくれたことを思い出しました。

次回は、2階のバルの方も試してみたいと思います。

Comedor El Camino(コメドール・エル・カミーノ)
03-3266-0199
新宿区神楽坂3-1 京花ビル4階

[仕入れ担当]

2008年11月18日 (火)

ロンダに行きたい

スペインを舞台にした映画は数多くありますが、1994年製作の「恋の選択(原題:A Business Affair 監督:シャーロット・ブランドストーム)」もそのひとつです。昨年DVD化されたものを久しぶりに観てみました。

Jonathan ロンドンに住む著名な英国人作家アレック(ジョナサン・プライス:Jonathan Pryce)とその妻で小説家を夢見るフランス人のケイト(キャロル・ブーケ:Carole Bouquet)。モデルのアルバイトをしているケイトに一目惚れするイタリア系米国人ヴァンニ(クリストファー・ウォーケン:Christopher Walken)はアレックが契約する出版社の社長。二人の間で揺れるケイトは・・・と、ストーリーはいたって単純ですが、執筆には苦痛を伴うと信じて疑わない典型的なインテリ英国人アレック vs. 中身よりも売り方(マーケティング)でなんとでもなると豪語する成金イタリア系米国人ヴァンニ、かたくなに万年筆で書き続ける旦那アレック vs. PCで軽快に綴っていく妻ケイト、小雨がちでどんよりと暗いロンドン vs. ケイトが自分探しのために旅立つ陽光まぶしいロンダ、とコントラスト鮮やかな描写が見どころです。

特にロンダの街がとても印象的で、初めてこの映画を観た時は「そうだ、スペインへ行こう!(JRのコマーシャルのようですが・・・)」と、思わずマラガへ飛んでしまったほど。ロンダは寒い冬でも陽光がさんさんと降り注いで気持ち良く、白い家並みと石畳が風情豊かで、いっぺんで好きになりました。街の中心は歩いて回れるほどの規模で、石畳を歩いていると、羊飼いと羊の群れに遭遇したり、とてものどか。ランチで食べた野菜と豆のスープの素朴な味も忘れられません。

ロンダは、マラガから100キロほど離れた山の中にある、断崖絶壁の渓谷の上に立つ町です。ちなみにピカソ生誕地として有名なマラガは、アンダルシアの中心的な街で、国際線が発着する空港があり、対岸はアフリカ大陸のモロッコ。ロンダは、アンダルシアの街はどこでもそうですが、一度、アラブ人(イスラム教徒)に占領され、キリスト教徒が取り戻した街で、闘牛も街を守るための戦闘要員育成の一環として盛んになったと言われています。また、ヘミングウェイやオーソン・ウェールズが暮らしたことでも知られています。

Ronda_2 映画に出てくるロンダの闘牛場(上のJプライスの写真、左の写真)は非常に歴史あるもので、闘牛博物館も併設されています。中に入ると、歴代の闘牛士たちの写真が映画スターさながらに飾られており、闘牛の国に来た実感がわきます。私は食べませんでしたが、闘牛で仕留められた牛(toro)の肉は近所の食堂で闘牛帰りの人々に供されるそうです。日本人的には、かなり堅いのではないかと思うのですが、地元の人たちは非常に美味しいと言います。ちなみに歌手のマドンナは Take a Bow という曲のミュージックビデオを、このロンダの闘牛場で撮影しています。

次はロンダのパラドールに泊まって闘牛を観るぞ、と思ってから10年以上が過ぎてしまいました。今回、この映画を観直していたら、またロンダへ行きたくなってしまいました。

Carol_2 さて、映画の話に戻りますが、映画「美しすぎて」の主演でも知られるキャロル・ブーケは、この映画の中でもおそろしいほどに美しすぎて、ヘッドホンでクラシック音楽を聞きながら一糸纏わぬ姿で日焼けマシンに横たわっている姿は、この世のものとは思えません。彼女のファッション、特に登場するたびに異なるピアスの合わせ方も必見です。

[仕入れ担当]

2008年11月13日 (木)

シンポジウム「スペイン女性クリエイター」

Cimg3680 世界で活躍する4人の「スペイン女性クリエイター」によるシンポジウムが、セルバンテス文化センター東京で行われました。とても良い機会なので、聴いてきました。と言っても、もちろん同時通訳で、ですがcoldsweats01

ナビゲーターは、世界77ヶ所にあるセルバンテス文化センターの代表、カルメン・カフェレルさん。さすがに、貫録のある女性。それぞれの創作についてや女性が働くということをテーマに進行されました。

最初にお話されたのは、独創的なフラメンコダンサー、マリア・パヘス(María Pagés)さん。スペイン南部のアンダルシア地方にあるフラメンコの本場、セビリア出身の方。初めての海外公演が日本だったというくらい、日本でも数多くの公演をされている方です。
今週10日は、サントリーホールでセルバンテス文化センター主催の「フラメンコと詩」を公演。招待者のみの公演でしたが、幸運にも抽選でチケットを手に入れた同じスペイン語クラスの女性は、「とても素晴らしい公演だった。男性的な踊りにはすごく迫力があったし。」と興奮気味に教えてくれました。11日の夜は、明治記念館で行われた来日中のスペイン国王夫妻主催による答礼晩さん会でも踊りを披露。
男性的な強さと女性の柔らかさが混在している方です。
自分にとって踊ることは当たり前の環境であったし、女性の分野であるダンスの世界では、性別としての問題は特に無かったと言われました。俳優のように演出家に動かされるのではなく、ダンサーは男女関係なく、創造し自ら表現するものだともおっしゃっていました。

次にお話しされたのは、来年公開予定の映画「エレジー」の監督である、イサベル・コイシェ(Isabel Coixet)さん。代表作は、2005年にゴヤ賞を受賞した「あなたになら言える秘密のこと」。私は「死ぬまでにしたい10のこと」を見て、映画館で泣きました。
繊細な映画からは少しイメージが違って、とても気さくな方でした。本音のお話が聞け、興味深かったです。
冒頭からスラングを使ってお話されていたみたいで、同時通訳の方が本気で困っていたのには、笑いましたし、成功するための努力に伴うストレスをどう解消しているのか?との質問に「それは、お酒でしょ。それしか無いわ。」と会場の笑いを誘っていました。
また、次回作のインタビューを受けた時に「お子さんもいらっしゃる映画監督さんですが…」と質問されたそうです。「スピルバーグにはたくさんの子供がいるのに、そんな聞き方はしないわ。作品に関係ないし。」と呆れていたのにも笑いました。

最後に、世界で唯一の女性ミシュラン5星シェフ、カルメ・ルスカジェダ(Carme Ruscalleda)さん。ベリーショートのヘアスタイルが似合うカッコいい女性。日本橋にもあるレストラン「SANT PAU/サンパウ」のシェフです。
お話は、自ら撮られた写真をプロジェクターで映し出しながらされました。
Cimg3682フォークの写真に始まり、食材から季節ごとの料理を紹介。色鮮やかで食欲をそそる写真にお腹が鳴り始めました。地中海に面した街で生まれ育ち、その土 地でとれる食材を活かし創造性豊かな料理にするそうです。
Cimg3685少し早口な方で同時通訳の方も大変そうでした。ご本人も「ごめんなさいね、早口で。」と何度も謝られていて、そのチャーミングな笑顔が印象的でした。

たっぷり2時間のシンポジウムは終了し、「この後は場所を移してワインで乾杯ですのでどうぞ。」とアナウンスされましたが、私はスペイン語の授業が待っていたので、それには参加出来ず。きっと、チーズやハモンも用意されていたに違いないと、更にお腹をすかせながら授業を受ける事になりましたsad

[店長]

2008年11月12日 (水)

「セルバンテス文化センター東京」正式オープン

スペインの国営文化機関である「セルバンテス文化センター東京」が11日に正式オープンしました。オープン式典には、日曜から来日されているスペインのフアン・カルロス国王とソフィア王妃もご臨席されたそうです。

私は、今年の4月からこちらのスペイン語講座を受けています。
このセンターには、教室以外に、スペイン語関連の書籍を取り揃えた書店や図書館、スペイン料理レストランもあり、また地下にはオーディトリアムも完備している、素晴らしい建物です。

Cimg3673 昨日は、そのオーディトリアムで行われた、スペインクラシック音楽コンサート『クアルテート・サラバスティ』を鑑賞してきました。公式オープニングを記念して、様々な文化イベントが開催されている中の一つです。

クアルテート・サラバスティは、 スペインの東南部に位置するムルシア出身の音楽家から構成され、様々な国際舞台で高い評価を得ている弦楽四重楽団です。
ムルシアのフォルクローレや弦楽四重奏バージョンは初演奏となる組曲など、スペインの作曲家によるクラシック音楽作品を演奏。アンコールではプログラムに無いタンゴなども聴けたりと、貴重なスペイン文化に触れるひとときを楽しみました。

[店長]

2008年11月11日 (火)

ジュエリー界のザハ・ハディッド

と言うと、建築界の方々から異論も出そうですが、私にとって、エレナ・カンセル(Elena Cáncer)のデザインは、その造形的な美しさと卓越性、比類なきオリジナリティから、どうしても、建築家、ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)のイメージと重なってしまいます。

たとえば彼女の彫刻作品。掲載した写真は最近の個展の作品ですが、大胆さと繊細さ、ハードとソフト、それらを共存させ融合させることで、独特の世界観を創出しています。
Cancer_obra1_2 Cancer_obra2_2
ジュエリーもまた同様です。滑らかに研磨し、女性の柔らかな動きを作りだすことで、ブラス等のハードな素材に官能的な表情を与えていくのが彼女の持ち味です。
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そのエレナ・カンセルの待望の新作が入荷! プロフィールは、モナドのデザイナー紹介やスペイン通商観光省のfashion from spainをご覧いただくとして、ここでは届いたばかりの新作を少しだけご紹介。ジュエリー創作活動20周年を迎える彼女ですが、今回も驚きに満ちた素晴らしい作品ばかりで、その尽きることのないクリエイティビティに、ただただ感嘆するのみです。

Cancer_plata たとえば、ブルーシルバーの深みのある輝きが美しいネックレス。ブラスにシルバーをコーティングし、細かく編んだチェーンを何重にも重ねた巧みな細工に魅了されます。

Cacer_bronce ときにエレガントに、ときにクールに。エレナ・カンセルのジュエリーは、いつもの装いにさまざまな表情を与えてくれます。バロックパール風に仕上げたビーズをふんだんにあしらったネックレスなど、あらゆるシーンで活躍すること間違いなしです。

店長も私も惚れ込んだエレナ・カンセルのジュエリー。大ぶりで見た目に重厚感がありますが、着け心地が良く、着る物にしっくりと馴染みます。一度、身に着けると手放せなくなる魅力で、ここ日本でも大人の女性を虜にしていっています。

国内でご覧いただけるのはモナドだけです。普段遣いに最適な軽快なものから、パーティシーンで活躍するドレッシーなものまで、各種取り揃えておりますのでお早目においでください。お待ちしております。

[仕入れ担当]

2008年11月 4日 (火)

秋の店内BGM

界隈でアートイベントが続いたおかげで初めてのお客さまが多数お見えになり、いつもは静かなモナド店内も賑わいを見せた連休でした。ご来店ありがとうございました。今日は定休日ですので、店長に代わって仕入れ担当がお届けします。

ここ数日、お客さまからの質問で多かったのは、商品のことを除くと、音楽と香りのことでした。今回は音楽のお話をしたいと思います。

モナドでは、ショーウィンドウと同様、店内BGMもシーズンのテーマに合わせて定期的に変えています。

Musica今流れているのは Fall in MONAD 2008 (ちょっとベタなタイトルですが…)。Diana Krall、Madeleine Peyroux、Norah Jones、Tom Waits 等の耳に心地よいジャズを中心にジャンルもさまざま、深まる秋に聞きたい曲を、いろいろな国からセレクトしています。その中からおすすめ、というか、個人的に気に入っているアルバムをいくつかご紹介。

●London Undersound  by Nitin Sawhney
ニティン・ソーニーの最新アルバム。クラブ系ラウンジ系の曲が多かったりするのですが、今回のアルバムは、しっとり聞ける曲も多く、秋にぴったりです。Ojos De Brujo、Anoushka Shankar、Paul McCartney をフィーチャリングした曲も含まれています。

●Caperino & Peperone: Art Of Living
パリのセレクトショップ「コレット」のマスコットキャラクターとしてお馴染みのセレブ犬、Cap&Pep のクリエーターが選曲。Carla Bruni の新曲も入っています。

●POP POP by Rickie Lee Jones
大好きなリッキー・リー・ジョーンズの中でも、個人的にベストな1枚です。彼女がお気に入りのスタンダード・ナンバーを全曲カヴァー。アルバムタイトルやジャケットデザインとは裏腹にしっとりしたアルバムです。

●Song Bird by Eva Cassidy
33歳で夭逝した伝説のジャズ・シンガー。彼女の伸びのある歌声に包まれると幸せな気持ちになります。

●Flamenco Chillin' compiled by Christián
もちろん、スペインのものも入っています。ラテン・フレーヴァーのラウンジ系。夏のイビザ系チルアウトに続き、秋からは哀愁を帯びたギターの音色が気分です。

[仕入れ担当]


 

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