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2009年7月

2009年7月29日 (水)

スペイン時間 - エレナ・カンセルとの午餐

今回のマドリード滞在中に、デザイナーのエレナ・カンセル(Elena Cáncer)とランチをご一緒する機会がありました。ランチといっても、そこはスペイン。午後3時からの午餐です。

彼女に案内されたのは、ベラスケス通りにある、建物の奥にパティオがあるとても素敵なレストラン。屋内にも席があったのですが、屋外の方が雰囲気があるからと、パティオのテーブルを用意してもらいました。暑そうだなぁと思ったのですが、大きなアンブレラの下はそれほど暑さを感じることなく、植えられた緑が逆に涼しげでした。周りは家族やカップルでゆっくりと食事をしている方々ばかり。週末は、こうやってのんびりと時間をかけて食事を楽しんでいるのでしょうか。スペイン時間はゆったりと過ぎていきます。
Elena
お料理は創作系スパニッシュ。エル・ブリ効果で、モダンなスペイン料理が増えてきています。

前菜は、今回の滞在で2回目のガスパチョ(1回目はこちら)。この季節しか食べられないわけではありませんが、なにぶん夏場が旬の料理ですから、暑いと無性に食べたくなります。こちらのガスパチョにはマンゴーのシャーベットが添えられていて、それを溶かしながら、食べていくというもの。メインはイカのプランチャ(鉄板焼き)。バルサミコが利いた甘酸っぱいナッツたっぷりのソースでいただきました。デザートのフルーツと最後のエスプレッソまでしっかりいただき、心もお腹も満たされました。
Calamares

その間も、彼女は、最近の創作活動の話をいろいろとしてくれました。彼女に限らず、スペイン人はよくしゃべり、よく食べます。ずっとしゃべり続けていても、ちゃんと食べているのですから、感心してしまいます。エレナは気難しい芸術家タイプではありません。とても気さくで、優しい方です。3時間近くにおよんだランチの後、お別れ際に、「何かあったらいつでも私の携帯に電話してちょうだい。すぐに来れるから」と言ってくださるほど。

彼女とのおしゃべりの中で知ったのですが、彼女の作品の最新イメージフォトは、実は旦那様の撮影だとか。旦那様は映画関係の方で、仕事では、スティル写真ではなく、ムービーを撮られる方なのです。アーティスティックな関係って、素敵ですね。憧れます。
Cancer_fleco

エレナはその前日までポルトガルのカスカイス(Cascais)でジュエリーと彫刻の個展を開催。レセプションでは、黒のドレスをまとったオペラ歌手が彼女のジュエリーを手にとり、まるでそのジュエリーの魂がのり移ったかのように即興で歌い上げるさまは、それはそれは素晴らしかったと、話してくれました。

ポルトガルはとても良いところで、彼女のお気に入りだそう。でも「ポルトガル人は物静か。スペイン人はうるさいでしょ?」って言われても、同意してよいものやら、よくないものやら。そのレセプションでは、きちんと正装した小さな女の子が花束を持ってきてくれたんだけど、そういう昔ながらの良きしきたりがまだポルトガルには残っているのよ、と絶賛していました。

エレナの次なる構想は、アフリカの民族が身に着けている洋服のようなジュエリー(甲冑に着想を得たものに彼女独自のモダン・スパニッシュな洗練された味付けをプラス)をデザインして、展覧会を開催することだとか。今回のようなオペラ歌手とのコラボもいいわね、と。彼女のアートへの情熱は消えることがなさそうです。

Cancer_rania 以前、エレナの作品が美術館で扱われているという話を記しましたが、彼女の作品の独自性は、スペイン王室(Casa de Su Majestad el Rey de España)も認めるところです。

スペイン国王と王妃がヨルダン王家を訪問したとき、ラニア王妃(Queen Rania)への贈り物として進呈されたのがこちらの作品だそう。その類い稀なる美貌と知性、早々とtwitterを使う等の流行感覚で、アラブ世界のみならず、世界のロイヤルファッションリーダーとも言えるラニア王妃への贈り物だけあって、なんという存在感! ご興味おありの方はご連絡ください。特注いたします!

[仕入れ担当]

2009年7月25日 (土)

東急東横店での催事が始まります

いよいよ夏本番!今日は隅田川の花火ですね。

さて、催事のお知らせです。今月30日(木)から2週間、渋谷東急東横店東館2Fアクセサリー売場にモナドが出店いたします。とにかく人が集まる街ですし、駅直結の売り場ですので、ちょっぴりドキドキしています。

今回のイベントでは、先月の仕入れで注文したばかりのヘレナ・ローナー(Helena Rohner)のピアスが登場します。今回は特別に、表参道のモナドに先行してお披露目です。

Rohner_blog

ポーセリン独特のツヤ感と美しい色使いで人気のヘレナ・ローナー。花火のように色とりどりのピアスは、夏祭りの浴衣にもオススメですし、可愛いらしくてギフトにも最適です。どうぞ一度ご覧にいらしてください。

[店長]

2009年7月23日 (木)

ティッセン・ボルネミッサ美術館「マティス展」

Thyssen_1 マドリード滞在中の日曜日、ティッセン・ボルネミッサ美術館で開催中のマティス展(Museo Thyssen-Bornemisza, MATISSE:1917-1941)へ行ってきました。

午前中の方が空いているだろうと気軽に出掛けて行ったのですが、考えることは皆同じ。美術館はたくさんの人でごったがえしていて、時間を区切ったセッション制になっているマティス展は、既に午前の部のチケットは完売。仕方がないので午後4時からのチケットを購入して出直すことに。

午後も遅くなると混雑も随分と落ち着いていて、ゆっくりと鑑賞することができました。今回の展示会は1917年から1941年まで、世界史でいうと第1次世界大戦の終盤から第2次世界大戦の初めまでにあたりますが、マティスの生涯でいうと中期の作品にスポットをあてているものでした。

規模はそれほど大きくないものの、これまで目にしたことがない作品も多く展示されていて、とても見ごたえがありました。マティスの作品の大胆な構図と色使いが純粋に好きです。村上隆が幻冬舎から出したに「ピカソはド根性物語をやり通しただけだけど、マティスは天才にしか見えない何かを見たはず」と書いていて、プロの視点は面白いなぁと思って読んだことを思い出しました。マティスが天才かどうか、私にはわかりませんが、彼が全身全霊を注いで創り上げたという南仏のヴァンスにあるロザリオ礼拝堂へは近いうちにぜひ訪れてみたいと思います。
Thyssen_2

ティッセン美術館へ行ったもうひとつの目的は、エレナ・カンセル(Elena Cáncer)の作品を観ること。彼女がティッセン美術館のために制作した新作は、スペイン国内の新聞でも紹介されていました。総勢約10名のデザイナーが、ティッセン美術館収蔵の作品からインスピレーションを得て制作した作品が、ミュージアムショップの入口手前のガラスケースで展示・販売されていました。エレナの作品は前にブログでご紹介した4作品。ひいき目かもしれませんが、エレナの作品がもっとも存在感があり、多くの人たちを惹きつけているような気がしました。
Cancer_thyssen
ティッセン美術館の作品はエクスクルーシブなものなので、しばらくの間は一般販売できないのですが、同時に制作した候補作が1点だけ、今秋、モナドにも入荷予定です。非常に貴重な作品ですのでどうぞご期待ください。

夏休みにマドリードへ旅行で行かれる方も多いと思います。マティス展は9月20日まで開催されていますので、ぜひ、ティッセン美術館へも足を伸ばしてみてください。

[仕入れ担当]

2009年7月18日 (土)

マドリードのフォトギャラリー「Blanca Berlín Galería」

スペイン報告の第2弾です。

前回の仕入れのとき、Amor de Dios の展覧会にご招待くださった写真家の山澤伸さんとマドリードでお会いしました。今回は、ちょっとした打合せを兼ねてお目にかかったのですが、お話の前に、ご自身の作品が展示されている、BLANCA BERLÍN GALERÍA という写真専門のギャラリーにご案内いただきました。

Blanca Berlín さんという自身も写真を撮られる、とてもかっこいい女性がオーナー兼ディレクターを務め、スペイン内外の写真家の作品を展示・販売しています。私が訪れたときは、メインの展示スペースで、Beatriz Romero というスペイン人女性の個展が開催されていました。風景写真をコラージュして独特の世界観を創り上げる作風の作品で、中国寺院の中にアフリカの動物がいたり、日本の下町風の風景の中にアフリカの草原が溶け込んでいたりと、とても不思議な写真でした。

Sy_blancaberlin_2 山澤さんのヌード作品の前で記念撮影したのですが、照明と他の作品が映り込んでしまってちょっとよく見えませんね。

山澤さんの作品の手前に展示されていたのはシルヴィア・プラヒー(Sylvia Plachy)の作品。最近は写真のコレクターも増えてきているとのことで、実際、私が訪れている間も、一人の男性がディレクターと相談しながら真剣に写真を選んでいました。ちなみにシルヴィア・プラヒーは、映画「戦場のピアニスト」でアカデミー主演男優賞を獲得した俳優エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)のお母さんとしても知られる、ハンガリー出身の著名写真家です。

その山澤さんが日本に一時帰国され、ご家族とスペインのご友人を連れてモナドに遊びにきてくださいました。総勢8名に店長と私を含めると10名。小さなモナドでは記録的な人数で、冷房の効きもイマイチで申し訳なかったのですが、そこはおおらかなスペイン気質。皆さん、それほど気にされている風もなく、お喋りを楽しんでくださいました。
Sy_family
スペインの方々にとって、スペインのジュエリーを扱っている店なんて、そんなにおもしろくないだろうなぁと思っていましたが、意外に興味深くご覧になってました。山澤さんの奥さまのアナさんはICEX(通商代表部)にお勤めなので、モナド取扱いのジュエリーデザイナーを全員ご存知で、とてもお話が弾みました。山澤さんは、職業柄、モナドの店内に飾ってある写真が気になっているご様子でした。

マドリードは気温40度だったそうですが(私が先月訪れたときも連日35度以上でした)、山澤さんの息子さんいわく、東京の方が暑い・・・。やっぱり日本の湿度の高さには参っているようでした。

[仕入れ担当]

2009年7月16日 (木)

国立新美術館「ルネ・ラリック」

1860年にフランスで生まれたルネ・ラリック(René Lalique)の生誕150年を記念した展覧会が国立新美術館で開催されています。アール・ヌーボーを代表する宝飾デザイナーだった時代から、コティの香水瓶のデザインをきっかけに、ガラス工芸へ転身したラリックの創作の全容が紹介されています。
Lalique1
エナメルやガラス、半貴石を用いた芸術性の高いジュエリーは、いま見ても斬新で、特にエナメルなどのブルーやグリーンの色使いが美しく、とても印象的でした。モナドもエナメル使いのアクセサリーが多いので、よくお客様から「綺麗な色には癒されますね」とお褒めのお言葉をいただくのですが、それを思いだしながら観賞しました。
Lalique2
ガラス時代の作品では、スペイン発祥の高級車、イスパノスイザ(Hispano-Suiza)に装着されたカーマスコットが目を惹きました。想像以上の迫力です。当時の大きな車のボンネットに飾られたラリックのカーマスコットには、早さや強さだけを象徴するのではない、洒脱や洗練からわき出る余裕のようなものを感じました。繊細なジュエリーを創り出してきた作家ならではでしょう。

実はこの展覧会、よくお見えになるお客様からお勧めいただいて観に行ってきました。秋冬のモナドにも期待してくださっているようです。良いものをたくさん見て、もっと感覚を磨いていきたいと思います。

生誕150年 ルネ・ラリック 〜華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ〜
国立新美術館:2009年6月24日(水)〜9月7日(月)
http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/

[店長]

2009年7月15日 (水)

ジョイドアートのオフィスに行ってきました

関東・甲信越地方も梅雨明けしましたね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。先月、仕入れにスペインまで行ってきたのですが、少しずつそのご報告をしていきたいと思います。今回はその第1弾です。

6月中旬のバルセロナはすでにバケーションシーズンで、たくさんのツーリストであふれていました。夏の暑さも容赦なく、連日30度以上。しかもバルセロナは海に近いので湿度が高い。陽射しも強いので1時間も街を歩くとぐったりしてしまいます。

6月前半にフランスへ行かれたお客様とお話ししていたら、その時期のフランスは肌寒かったそうで、隣り合った国でも全然気候が違います。スペイン滞在中にウィンブルドン選手権が放映されていたのですが、映像を見るととても寒そうで、英国人が大挙してスペインに飛んでくるのもわかる気がしました。なので、街行くツーリストたちはリゾート気分いっぱいで裸同然。日本人女性のように、帽子や日傘で日焼け防止をしている女性なんて皆無です。私は日本人ですから、もちろん長袖シャツは欠かせません。

ジョイドアート(joid'art)の本社オフィスは、そのバルセロナから100キロほど北のジローナ県(Girona)にあります。ジローナ県といってもあまり馴染がないかも知れませんが、ヨーロッパ有数のビーチリゾートであるコスタ・ブラバ(Costa Brava)がありますし、ダリ美術館がフィゲラス(Figueras)を含めて県内3ヶ所にありますので、観光地としてよく知られています。また、日本でも有名な3つ星レストラン、エルブリ(El Bulli)がロセス(Roses)という町にあり、県の中心であるジローナ市も歴史ある街です。

Joid_miriam_2 本社オフィスには、発注のたびにお邪魔しているのですが、輸出担当のミリアム(Miriam)がいつもバルセロナのホテルまで迎えにきてくれ、彼女の車で高速道路を約1時間半かけてオフィスのあるサンタ・コロマ・ デ・ファルネルス (Santa Coloma de Farners)の町まで行きます。

ミリアムはとっても気さくな人です。人とコミュニケーションするのが好きで、大学で専攻した国際経営学が活かせる今の仕事はとてもやりがいがあるそう。私も、彼女との車中での会話をいつも楽しんでいます。お鮨が好きな彼女は、いつも東京に行きたがっていて、社長を説得して日本で展示会を開きたいと言っていました。

サンジョアンのお祭(Focs de Sant Joan)の祭日につなげて休暇を取る人が多いので、オフィスはいつもに比べてとても静かです。ミリアムと打ち合せをしているミーティングルームに入ってきては、陽気に話しかけてくる社長のジャウメ(Jaume)さんもいらっしゃいませんでした。彼は生粋のカタルーニャ人ですので「秘密の話はカタランで話すのさ。ハハハ」と冗談を飛ばしながら、会う度に私にカタラン(カタルーニャ語)を勉強するように勧めます。ちなみにジローナ、エルブリ、ジャウメという発音はカタランで、標準スペイン語では(若干スペルが変わりますが)それぞれヘローナ、エルブジ、ハイメになります。

さて仕入ですが、午前中は新しいコレクションをミリアムの説明を聞きながらひと通り見せてもらうだけで終わります。というのも、以前にもブログでご紹介したかと思いますが、3つの商品ラインに分かれ、さらに各ラインごとにいくつものシリーズがあるので、見るだけで数時間かかってしまうのです。

Joid_gazpacho_2 お昼は、近くのホテルのレストランだったり、バルだったり…。今回は新しくできたレストランに案内されました。前菜はミリアムお勧めのガスパチョ、メインは子牛肉の炭火焼き。写真では分かりにくいかもしれませんが、どんぶり並みの大きさの器に入ったガスパチョです。冷たくてとても美味しかったのですが、これだけの量を飲み干すと・・・もうお腹いっぱいです。メインも美味しくいただきましたが、さすがの私もデザートまでは行き着きませんでした。

お腹が満たされたところで、第2ラウンド。具体的な発注に入るのですが、これが大変。バリエーションが多いので、とても悩みます。

この秋冬ものでは、joid'art plus の新作が気になりました。ブラックやスモーキーグレーを基調に、レッド、グリーン、パープル、コニャックといったアクセントカラーが効いていて、素材も天然石、ウッド、スワロフスキーと様々。気分はすっかり深まる秋からしっとりとした冬へ・・・。

ジョイドアートのジュエリーのすごいところは、オリジナリティあふれるデザインなのに、主張しすぎないところ。お洋服にすっと馴染んで、身に着ける方の魅力や個性を引き立ててくれます。秋冬の新作入荷は8月末頃の予定です。入荷次第、ブログでお知らせしますので、どうぞお楽しみに!

Joid_galletas そして、必ず最後にお土産としてくださるのが、こちらのお菓子。結婚式の引き出物ぐらいの大きさで、最初はびっくりしました。地元の名物らしく、車で町を通り抜けるだけで、工場から甘〜い香りが漂ってきます。素朴ですが、サクサクっとした歯ごたえで、とても香ばしくておいしいお菓子です。

スペインは、美味しいものを食べたり、食べ物で人をもてなしたり、ということをとても大切にするお国柄。食いしん坊の私は、食べることが好きな人に悪い人はいないと思っているので、スペイン人と相性が良いような気がします。

[仕入れ担当]

2009年7月 8日 (水)

映画「愛を読むひと」

Reader1 何度もアカデミー賞にノミネートされながら、いつも涙を飲んできたケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)が、ようやく主演女優賞を獲った作品です。ベルンハルト・シュリンク(Bernhard Schlink)の原作も傑作ですし、監督のスティーヴン・ダルドリー(Stephen Daldry)はいつもアカデミー賞候補になる実力派。その上、レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)やブルーノ・ガンツ(Bruno Ganz)といった名優が脇を固めていて、素直に「良い映画を観たなぁ」と思える映画でした。

それにしてもケイト・ウィンスレットは本当にうまい女優さんですね。ほぼ原作通りなので予めストーリーは知っていたのですが、それでも思わず涙ぐんでしまいました。難を言えば、なぜ少年と関係を持ったのか、なぜ重刑に服してまで秘密を守りたかったのかという2点が、ちょっとわかりにくかったような気がします。小説は少年の視点で書かれていますので、少年が夢想したり推測したりして読者も納得してしまうのですが…。それを差し引いても、ケイト・ウィンスレットの名演には感動しました。
Reader2

ケイト・ウィンスレットは「タイタニック」のおかげで何となく大作志向のイメージがありますが、マイナーな映画にもたくさん出ています。

Kinky_2 たとえば「グッバイ・モロッコHideous Kinky)」。不倫に破れたシングルマザーが、二人の娘を連れてマラケシュで自分探しをするという物語で、映画としての完成度には疑問もありますが、ケイト・ウィンスレット演じる混乱した母親と、現実思考の娘のやりとりが、ほのぼのとしていて個人的に好きな映画です。

この映画では舞台となるモロッコや、スーフィズム(イスラム神秘主義)の修業に行くアルジェリアの風景がとても鮮やかに描かれています。また美しい色の布を娘に巻いてあげるシーン。母娘の心が通じ合う瞬間なのですが、景色も身に着けた衣類も何もかもがとても鮮やかな世界です。強い陽射しの下で育まれてきたマグリブ(北西アフリカ)独特の色彩感覚にはとても惹かれるものがあります。

マグリブの文化はスペインのジュエリーにも大きな影響を与えています。たとえば、下のジョイドアートのピアス。スカシ加工や色の組み合わせがなんともエキゾチックです。
Monad_earrings_1
モナドでは、この季節に映える大ぶりなピアスを多数取り揃えています。旅気分を盛り上げるエキゾチックなスペインジュエリーを是非お試しください。
Monad_earrings_2

公式サイト
愛を読むひとThe Reader

[仕入れ担当]

2009年7月 4日 (土)

写真展「チェマ・マドス」

「いざスペイン語で買付けへ!」と意気込んで習い始めたスペイン語も1年以上が経ちました。上達したか否かはさて置き、今も週2回のクラスをとても楽しみにしています。

私が通うセルバンテス文化センターは、正式にオープンしたのが昨年の9月。以前もブログで紹介したように、ギャラリーやオーディトリアムを完備した素晴らしい施設です。文化活動にも熱心で、一部予約が必要ですが、映画や写真展などが無料で鑑賞でき、これも楽しみの一つになっています。

現在、ギャラリーで開催しているのは「チェマ・マドス 詩意」という写真展。世界中のセルバンテス文化センターをまわる巡回展で、北京を経て東京へやってきました。スペイン写真界を代表するコンテンポラリー・フォトグラファーである、チェマ・マドス(Chema Madoz)氏の不思議な写真は、驚きとユーモアがたっぷりと詰まっています。
Chema
タイトルのない写真それぞれが、観る側の思いを反映して違った作品に見えてくるのです。何気ない日常の風景にトリックが潜んでいて、思わず「あっ」と声をあげたくなる写真展でした。

文化センターの2Fフロアがギャラリーになっています。広く贅沢な空間です。もし、独り言を言ってしまっても、安心してゆっくりとご覧になれます。お勧めです。

チェマ・マドス 詩意(CHEMA MADOZ POETICA)
会期:2009年05月14日〜2009年08月01日
セルバンテス文化センター東京2Fギャラリー
http://tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha55556_67_25.htm

[店長]

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