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2010年8月

2010年8月30日 (月)

ジョイドアート新作入荷:PRANA & NOE コレクション

もう8月も終わりだというのに、暑さが和らぐ気配がありません・・・。

こうなると困るのが、着るもの。衣替えという言葉があるように、日本人は季節の装いを大切にします。四季に合わせたおしゃれを楽しむ気持ちはどの国の人より強いと思います。

ですので、やはり9月になれば、少しは秋っぽい装いがしたくなるもの。そこで活躍するのが、アクセサリーです! アクセサリーの雰囲気をちょっと秋っぽくするだけで、全体の雰囲気が違ってきます。

この時期のモナドのおすすめはジョイドアート(joid'art)の新作、 PRANA & NOE コレクション。ジョイドアートらしい多彩なシルバー加工とクオリティの高さが十分に発揮されています。どちらもオキシダイズド(燻し)加工されていますので、落ち着いた印象です。

PRANA コレクションは、ちりめん和紙のような表面に、大小様々な丸いシルバーがちりばめられたシリーズ。墨っぽい色合いはどことなくジャポネスクな趣きです。

まずはシックで大人っぽいネックレス。プレートだけでなく、繋ぎのリングにも同様のオキシダイズド加工が施されています。
Ja_prana_necklace Ja_prana_necklace2

こちらはカジュアルに身につけられるペンダント。
Ja_prana_pendant Ja_prana_pendant2

今シーズン、気がつけばこればかりだったということにもなりそうな使い勝手抜群のフックピアスです。大小2種類ご用意しました。
Ja_prana_earrings Ja_prana_earrings2

続いて、NOE コレクション。どこか薔薇や牡丹のような花を思わせます。造形的なデザインでオリジナリティの高いコレクションです。

レザーレースがついたネックレス。個性的なのに、主張しすぎないデザインです。上の NOE コレクション同様に、濃いめのチャコール色ですので、ブラックのトップスにも合わせ易いと思います。
Ja_noe_necklace_1 Ja_noe_necklace2

耳たぶにちょうど納まる、小ぶりのピアス。ひとつひとつに joid'art のブランド名と、スターリングシルバー(シルバー925)で作られていることを示す「925」の文字が刻印されています。
Ja_noe_earrings Ja_noe_earrings2

個性的なリングがお好きな方には、こちら。
Ja_noe_ring Ja_noe_ring2

ちなみにジョイドアートの輸出担当のミリアムは、ネックレス、ピアス、リングの3つをセットで合わせていましたが、この落ち着いた色合いのおかげで、やり過ぎ感はまったくなく、とてもシックな印象でした。

[仕入れ担当]

2010年8月27日 (金)

「麗しき女性たち」マルティーヌ フランク写真展

A 銀座シャネルで始まったマルティーヌ・フランク(Martine Frank)の写真展に行ってきました。

アンリ・カルティエ=ブレッソン夫人として、またアンリ・カルティエ=ブレッソン財団の設立者としても有名ですが、ご本人もマグナム・フォトのメンバーであり、写真家として長く活動してきた方です。特にルポルタージュ的なモノクロ写真に多くの素晴らしい作品があります。

このシャネルでの展覧会は、マルティーヌ本人がテーマを設けたという「女性を賛美する写真」で構成。もともと人物写真に定評ある写真家ですが、働く女性たちや舞台裏の芸人、有名人のポートレイトなど、被写体への温かい気持ちを感じさせる写真が多数展示されています。

また、フランスの不法移民や、インドやチベットや中国西域の人々など、人道的視点から撮影されたルポルタージュ的な写真も多く出品されており、彼女の仕事を横断的に見ることができます。
Martine

なかでも個人的に好きだったのは、展示の最後を飾っていた家族の肖像。自分が撮られるのは嫌いだと公言していたブレッソンも、ここでは孫(なぜか表示では娘になっていましたが)を抱いた好々爺としてフレームに収まっていました。やはり人物写真は撮影者と被写体の関係性ですね。

余談ですが、6〜7年前、設立されて間もないアンリ・カルティエ=ブレッソン財団(Fondation Henri Cartier-Bresson)のギャラリーに行ったとき、受付の方に日本語で話しかけられてビックリした記憶があります。ブレッソンの日本での人気というのは根強いのだろうなぁと感じた次第です。

それにしてもネクサス・ホールの企画は素晴らしいですね。この春にはフランソワーズ・ジローの回顧展がありましたし、数年前にはマグナムフォトによるパリの写真展エリオット・アーウィットの個展もありました。いつも素敵な展覧会を企画してくれるシャネルには感謝です。

麗しき女性たち(In Celebration of Woman)マルティーヌ フランク写真展
シャネル・ネクサス・ホール(銀座)
2010年9月14日まで・無休
12:00〜20:00
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

[仕入れ担当]

2010年8月26日 (木)

ヘレナ・ローナーのストーンシリーズ:リング編

ヘレナ・ローナー(Helena Rohner)のストーンを使ったリングが入荷しました。ブログでもご紹介したことがありますが、ヘレナはスターリングシルバーにポーセリン(磁器)を組み合わせたジュエリーだけでなく、数が限られているのですが、ストーンを使ったジュエリーも制作しています。以前ご紹介したアゲートのリングも大変好評でした。

ストーンの美しさを最大限に引き出すシンプルなデザイン。どのリングにも洗練されたモダニズムを感じます。まさに大人のリング!
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まずは、美しい艶を持つブラックオニキスのリング。長方形が実にモダンです。さりげないようで、着けると主張のある流麗なリングです。
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次はターコイズ。ストリート系のちょっとハードなイメージがあるターコイズですが、さすがヘレナ。上品な印象です。表面の模様も絶妙で、しっかり計算されています。昨年9月公開のジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)監督の映画「リミッツ・オブ・コントロール(The Limits of Control )」でピックアップトラックに乗った女優さんが着けていたのは、これよりも二回り近く大きなリングでした。
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こちらはイエローアゲートのリング。肌なじみの良い優しい色合いです。シルバー部分のデザインもユニーク。指にしっくり馴染むホールド感は最高です。
Hr_ring3_1 Hr_ring3_2

最後はブルーアゲート。 深みのある美しいコバルトブルーです。真ん中にさりげなく配された四角いシルバーも効いています!
Hr_ring4_1 Hr_ring4_2

抜群の着けやすさ、着けたときの美しさで定評あるヘレナのリング。是非とも実際にお手にとってお試しいただきたいと思います。

次回はピアスをご紹介します。どうぞお楽しみに。

[仕入れ担当]

2010年8月25日 (水)

「モナド便り」が始まりました

お知らせです!

今週から、モナドの店頭で「モナド便り」をお配りしています。
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スペイン・アクセサリーをお気軽に楽しんでいただくために、新着商品の情報と、季節ごとのおすすめコーディネートを、定期的にご紹介していく予定です。

店の外のカゴに入れていますので、どうぞお手に取ってご覧ください。
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[店長]

2010年8月24日 (火)

街の喧騒を逃れて一休み「cafe NOMAD」

谷根千界隈で一度行ってみたかったお店の一つに「cafe NOMAD」があります。店名が似ていることから、お客様とのお喋りの中で話題になるのですが、この春に移転してきたばかりのモナドと違い、こちらは根津の老舗です。
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根津駅1番出口の近く、不忍通りから入ってすぐの場所にありますが、店内は落ち着いたムードが漂っています。写真集、雑誌、絵本など、手に取りたくなるような本が何冊も置かれていますので、1人のときに嬉しいお店です。入口すぐの棚にはアートイベントのポスターやちらしなどもあります。
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この日は軽く腹ごしらえをしようと、ホットサンドをいただきました。サンドイッチの中身は6種類の中から2種類、ひき肉・卵・グリンピースのカレー風味とトマト・モツァレラチーズのバジルソースをチョイス。コールスローとカボチャのミニサラダが添えられているので、しっかり食べたい人にも満足のボリュームだと思います。

この界隈では珍しい、遅い時間まで営業しているカフェです。アルコールのメニューも豊富ですので、仕事帰りに一人で立ち寄るのにもちょうどよいと思います。

cafe NOMAD(カフェ ノマド)
文京区根津2-19-5
03-3822-2341
営業時間:14時〜23時
定休日:水曜、第1・3火曜

[店長]

2010年8月23日 (月)

バルセロナのベルト・ブランド、ニビロ

モナドは今日まで夏休み。明日からは通常営業に戻り、店頭にはスペインから届いた秋物が並び始めます。ブログでも、これから少しずつ、秋の新作をご紹介していきたいと思っています。

その第1弾はベルト。モナド初登場のバルセロナのブランド、NYBILO(ニビロ)は、Jose Miguel(ホセ・ミゲル)と Carmen Miguel(カルメン・ミゲル)夫妻が2004年に立ち上げたベルト専業のブランドです。

さすがに革の国スペインだけあってハイクオリティ。ベジタブルタニング(植物なめし)を施したカーフスキンの自然な風合いが魅力です。ヒッピー世代のミゲル夫妻だけあって、デザインに自由な空気が溢れていて、レイドバックした感覚がたまりません。

ベルトでウェストマークするだけで腰高に見えますし、スタイリングにメリハリがつきます。この季節、小技の効いたニビロのベルトは非常に使い勝手が良いと思います。今回は少ロットの入荷ですので、気になる方はお早めにご覧にいらしてください。

まずは、カマーバンド風の太めのベルト。シンプルなロング丈のニットやカットソーにウェストマークするだけで、ぐっとおしゃれ度がアップします。色はブラックとダークブラウンの2色をご用意しています。
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レザーをチェーン状につなげたデザイン。色はブラックとダークブラウンの2色展開。
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デニムやコーデュロイのパンツに最適。色はダークブラウン1色です。
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この秋冬はハイウェストでワイドなフレアパンツがトレンドだとか。ワイドなパンツには、こんな細身のベルトがぴったり。これなら、オフィス・スタイルにも合わせられそうです。色はダークブラウンのみ。
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もう空港のセキュリティチェックの度にベルトを外す必要がありません!というジェットセッター向き(?)のSAFETRIPベルト。バックルもすべて革ですので金属探知器に反応しないのです。色はレッドとカーキの2色取り揃えています。
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[仕入れ担当]

2010年8月18日 (水)

真夏の夜の動物園

皆さん、夏休みはいかがでしたか?

モナドは16日から23日まで夏休みをいただいていますが、休み明けから秋の新作をご紹介していきますので、楽しみにしていてください。

さて、私は夏休みらしいことをしようと、上野動物園のイベント「真夏の夜の動物園」の最終日に行ってきました。(今年は8月10日〜16日に開催)
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夏の恒例となっているこのイベント、閉園時間を3時間延長し、普段は聞けない飼育員さんのお話に耳を傾けながら、動物と触れ合い、盛り沢山の「夜ならでは」の催しが楽しめる企画です。日中はおとなしい夜行性の動物たちが、元気に餌を食べ、活発に動き回る姿には新鮮な驚きがあります。
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そしてもう一つの楽しみが、薄ピンク色の蓮のつぼみで埋め尽くされた不忍池を見ながらのビヤガーデン。この日も熱帯夜でしたが、解放感あるテラスのビヤガーデンはとても気持ちよく、夏を満喫できました。
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早朝に咲き始め、昼には閉じてしまう蓮の花。7月〜8月が見頃だそうです。一度、朝の散歩に訪れてみたいと思いました。

[店長]

2010年8月16日 (月)

映画「瞳の奥の秘密(El Secreto de Sus Ojos)」

Ojos1 始まった瞬間に「これは当たりかも」と予感させる映画があります。この「瞳の奥の秘密」はまさしくそういう映画です。旧い大きな駅、黒革のトランク、走りだす汽車、そこに重なるピアノのテーマ曲。最初からぐっと引き込まれ、エンドロールまで気持ちが逸れることはありません。個人的には、間違いなく今年のベスト5に入る映画です。

時は1999年、舞台はアルゼンチンのブエノスアイレス。刑事裁判所を退官したベンハミンが、25年前(1974年)に担当した殺人事件のことを小説に書こうと思い立ち、数十年ぶりに、当時の上司で今は検事に昇進した女性、イレーネに会いに行きます。その事件後、ベンハミンは、イレーネに対する想いを抱えたまま別の街に異動になるのですが、それが冒頭の駅のシーン。
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その殺人事件というのは、女性教師が暴行されて殺されるという痛ましい事件で、一度は別の部署が犯人をでっちあげて処理してしまいますが、ベンハミンは被害者のアルバムを見ているうちに別に犯人がいると確信してその男を追います。ところが強引な捜査が仇となり、トラブルを避けたい判事と判事補のイレーネは捜査を打ち切ってしまいます。
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その1年後、ベンハミンは偶然、被害者の夫に出くわします。夫は、いつか容疑者が通過するのではないかと、毎日、駅で待ち伏せしていたのです。夫の強い思いに心を打たれたベンハミンはイレーネに捜査再開を頼み込み、部下でアル中のパブロの協力で真犯人を見つけ出し・・・というのが過去のストーリー。それが現在のストーリーに繋がって絶妙な展開をみせます。
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物語の面白さもこの映画の魅力ですので詳しくは書けませんが、はっきり言えるのは、中だるみなく、最後まで堪能させてくれる映画だということ。非常によく練られた脚本で、たとえば予告編にも登場する「Los ojos hablan(瞳は語る)」のいう台詞ですが、いくつかシーンで瞳が語るだけでなく、オチの部分では口で語らせなかったり、細かい部分まで神経が行き届いている感じです。

さらに言えば、事件当時の1974年はフアン・ペロン大統領が死去した年で、その後、未亡人のイサベル・ペロン大統領からクーデターで政権を奪取したビデラ将軍が、国家再編成プロセス(Proceso de Reorganización Nacional)と呼ばれる市民弾圧を開始します。映画の中で「ゲリラを捕まえるため・・・」というシーンが出てきますが、こういう時代背景が巧みに織り込まれている映画でもあります。

ちなみに脚本と監督はアルゼンチン人のファン・ホセ・カンパネラ(Juan José Campanella)で、この映画で第82回アカデミー賞の最優秀外国語映画賞と、2010年ゴヤ賞のスペイン語外国映画賞を受賞しています。主演の二人はよく知りませんが、パブロ役のギレルモ・フランチェラ(Guillermo Francella)は「ルドandクルシ」で、なかなか味のある演技をしていました。

公式サイト
瞳の奥の秘密El Secreto de Sus Ojos

[仕入れ担当]

2010年8月13日 (金)

エレナ・カンセルの評判と秋の新作予告

エレナ・カンセル(Elena Cáncer)の海外での高い評価について、このブログでお知らせしていたら、スペイン貿易庁(ICEX)の Fashion From Spain でも、彼女の活躍ぶりが「エレナ・カンセル、イギリスとアメリカで大人気」と題されて紹介されていました。(日本語版の記事はこちら

Ec_0 パリで毎年開催されるプルミエール・クラッセ(Première Classe)という展示会の案内状、ポスター、プレス広告等でも、エレナのゴージャスなジュエリーが使われています。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左の写真の中央部で揺れているブロンズ色のネックレスは彼女の作品です。これぞまさにワン・アンド・オンリー!

モナドにも秋の新作が入荷していますが、もちろん気軽に着けられるものばかりですので、ご安心を。

ここで、そのいくつかをちらっとご紹介。どれもクラシカルな雰囲気で、いやがおうにも秋のおしゃれ気分が盛り上がります。

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詳しくは、お休み明けにご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに!

[仕入れ担当]

2010年8月11日 (水)

映画「シルビアのいる街で(En la ciudad de Sylvia)」

Sylvia0 ブログでは、個人的にお勧めしたい映画か、お客様と話題が共有できそうな映画だけを選んでご紹介するようにしているのですが、そういう意味で今回の「シルビアのいる街で」は、ちょっと微妙な映画です。少なくとも、万人受けする映画ではありません。

ストーリーは、あるような、ないような曖昧なもの。ある男性が、フランスのストラスブール(Strasbourg)の街で、シルビアという女性を探すお話なのですが、この男性が、シルビアを探す目的でこの街に来たのか、他に目的があってこの街にいるのかさえ、まったく示されません。

観客に与えられる情報は、彼がありきたりなホテルに泊っていること、演劇学校(ESAD)の前のカフェでノートに絵を描きながら街の人々を観察していること、6年前に「飛行士(Les Aviateurs)」というバーで出会ったシルビアに似た女性を追いかけるということだけ。果たしてシルビアという女性が実在するのかどうかも判然としないまま、映画を観ていくことになります。
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つまり、すべての解釈は観る側に委ねてしまうというタイプの映画です。こういう映画が好きな人は、ぐんぐん引き込まれていったと言うでしょうし、合わない人は、退屈な映画だったと言うことでしょう。個人的には、主人公がノートに elle と書いた後、sを書き加えて elles にするシーンに意味があるように思うのですが・・・。
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監督はスペイン人のホセ・ルイス・ゲリン(José Luis Guerín)。「エル・スール(El Sur)」や「ミツバチのささやき(El espíritu de la colmena)」のビクトル・エリセ(Víctor Erice)監督が絶賛するだけあって、さすがに技術レベルの高い人だと思います。カメラの長回しを多用し、街の騒音をそのまま利用し、ほとんど会話がなくても映画が破綻したりしません。カフェやトラムのガラスの反射の使い方も巧みだと思います。

また、主演のグザヴィエ・ラフィット(Xavier Lafitte)の澄んだ目が印象的でした。あの目だからこそ、女性を尾行してもストーカー映画のようになったりしないのでしょう。尾行される役、ピラール・ロペス・デ・アジャラ(Pilar López de Ayala)は、女王フアナ(Juana la Loca)でゴヤ賞を獲得している女優さんだそうですが、彼女の醸し出す雰囲気も素敵でした。
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そして映像の美しさ。どのシーンも計算され尽したスタイリッシュな映像で、ストラスブールの街の美しさもあいまって、観ている側に心地よい余韻を与え、空想をかきたててくれます。
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2008年の東京国際映画祭で話題を集めた作品です。映画好きな方なら、試しにご覧になってみるのも悪くないかも知れません。

公式サイト
シルビアのいる街で(En la ciudad de Sylvia / Dans la Ville de Sylvia)

[仕入れ担当]

2010年8月10日 (火)

料亭で至福のコーヒータイム「カフェ ド ふるかわ」

先日は[仕入れ担当]がランチスポットのお話を書きましたので、今回は私が、お勧めのカフェについて書きます。

「ふるかわ庵」は、モナドから藝大の方向に少し歩いた住宅地にある、昭和13年に建てられた民家を改装した趣ある料亭です。夜は四季折々の会席料理、木・金・土曜日の12:00~14:00にはお昼のお食事(前日までに要予約)が楽しめます。
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この料亭、あまり知られていないのですが、日曜日のみ、コーヒーや紅茶と自家製ケーキがいただけるカフェを営業しています。
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玄関の格子戸を開けた途端、コーヒーの香ばしい薫りに包まれて、ほっと寛いだ気持ちにさせてくれます。靴を脱いで案内された一室は、中庭を臨む6畳ほどの和室。柔らかい光の室内灯や硝子が入った障子、使い込まれた箪笥など、昭和のしつらえに和みます。両親を案内したくなるような、そんな雰囲気のお店です。
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メニューは、コーヒー・紅茶などの飲み物が600円から、自家製ケーキは600円、飲み物とケーキのセットは1000円です。ケーキは週替わりで、この日はオリーブオイルを使った無花果のカトルカールでした。ほどよい甘さの優しい味わいのケーキです。
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落ち着いた雰囲気の中、本を持ち込んで読書に耽るのも良いでしょうし、お友達同士で訪れても会話が弾みそう。谷根千散策の疲れも癒されると思います。

たまの日曜日、街の喧噪を忘れて贅沢な時間を過ごしてみませんか。

カフェ ド ふるかわ(Café de Furukawa)
台東区池之端4-15-7
03-3821-9787
※カフェは日曜日の12:30~17:00のみ営業 

[店長]

2010年8月 8日 (日)

映画「セラフィーヌの庭(Séraphine)」

Seraphine1 昨年のセザール賞(Les César du cinéma)をはじめ、世界各国の映画祭で激賞された作品ですが、ようやく岩波ホールで公開されました。

家政婦をしながら絵を描いていたセラフィーヌ・ルイ(Séraphine Louis)が、ドイツ人の画商ヴィルヘルム・ウーデ(Wilhelm Uhde)に認められ、援助を約束されながら、戦争や大恐慌など時代の荒波にもまれていくという、女流画家の半生を描いた映画です。

フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)やカミーユ・クローデル(Camille Claudel)などアーティストを題材にした映画は、予め作品に対する知識があって、映画で作者の姿を知るというパターンが多いのですが、セラフィーヌについては作品はおろか、名前も知りませんでした。そのせいもあって、まず彼女の描く絵画の美しさに驚きました。観ながら「もっと作品を見せればいいのに」と思い続けた映画です。

Seraphine3 画集を探したのですが見つからず、作品20点が口絵に収録されているという、映画の原作を注文しました。著者のフランソワーズ・クロアレク(Françoise Cloarec)は、ヴィルヘルム・ウーデと行動を共にしていた妹、アンヌ=マリー・ウーデ(Anne=Marie Uhde)の知人だそうです。

映画については、何よりもヨランド・モロー(Yolande Moreau)の素晴らしい演技でしょう。上映前にご挨拶に立たれた岩波律子さんもおっしゃっていましたが、セラフィーヌを演じたというより、セラフィーヌが憑依したという感じでした。特に、精神的に危ういバランスの上で描き続ける無垢で情熱的な表情、心を病んでしまった老婆の純粋な目はリアル過ぎて恐ろしいくらいです。
Seraphine2

また、自然と共に生きたセラフィーヌを象徴する「悲しい時は田舎へ行って木に触るといい。動物や植物と話すと悲しみが消える」という台詞があるのですが、森や草原を撮った映像の美しさも見どころです。この映画の舞台であるサンリス(Senlis)はパリから北東へ40Km、CDG空港のずっと先にある村ですが、どこで撮影したのか、この村と近郊の町、シャンティイ(Chantilly)の美しい風景は記憶に残りました。
Seraphine4

9月にはヨランド・モローが出演する「ミックマックMicmacs)」が公開されます。こちらはヨランド・モローも出演していた「アメリAmélie)」の監督、ジャン・ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)の最新作。これから秋にかけて、また映画が楽しみな季節になりますね。

公式サイト
セラフィーヌの庭Séraphine

[仕入れ担当]

2010年8月 6日 (金)

映画「ハロルドとモード(Harold and Maude)」

Maude1 ロバート・アルトマン(Robert Altman)というと、「プレタポルテ」(Prêt-à-Porter) や「ショート・カッツ」(Short Cuts)といったスタイリッシュな作品が好きで、割とよく観ている監督です。

彼がカンヌでグランプリを受賞した「M*A*S*H」の直後に撮った「バード★シット」(BREWSTER McCLOUD)と、同時代の監督ハル・アシュビー(Hal Ashby)が撮った「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(Harold and Maude)の2本が、ZIGGY FILMS '70sという企画で上映されており、ずっと気になっていたのですが、たまたま時間がとれたので「ハロルドとモード」の方を観てきました。

さすがにカルト的な人気を誇る映画というだけあって、狭い新宿武蔵野館で1日1上映では平日の夜でも満席。ハル・アシュビー監督の作品は初めて観ましたが、いかにも映画好きといった客層で、上映前から期待が高まります。

映画はバッド・コート(Bud Cort)演じるハロルドと、ルース・ゴードン(Ruth Gordon)演じるモード、ヴィヴィアン・ピクルス(Vivian Pickles)演じるハロルドの母親の3人を軸に展開します。ちなみに、バッド・コートは「バード★シット」でも主役を演じています。

ハロルドは悪戯でボーディングスクールの化学室を爆破してしまい、それ以来、自殺のまねごとをしながら家でブラブラしている、今でいうニート。虚無的なベビーブーマを代表するような青年です。裕福な母親は彼を自立させようと、軍人のチャールズ叔父さんに会わせたり、コンピューターお見合いに登録して結婚相手を探したりしますが、改善の兆しはありません。
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ハロルドの悪戯以外の趣味が葬儀に参列すること。母親から贈られたジャガーを霊柩車に改造して、葬儀場に出掛けているうちに、同じ趣味をもつ変わり者の老婆、モードに出会います。排気ガスで死にかけている街路樹を盗難車で森に植え替えに行ったり、それを見咎めた警官のバイクを盗んで逃げたりと、独自の価値観を貫くモード。80歳を目前にしたモードの天衣無縫な生き方に、ハロルドは次第に惹かれていきます。
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軍人としての人生論を説いているうちに、ドイツをやっつておけば良かったと熱く語りだすチャールズ叔父さんに対し、同意するふりをして殺戮の素晴らしさを語り、毛髪のついた頭皮を振り回すハロルド。そこに黒い服をきて反戦プラカードを持って現れるモード。笑えるシーンが満載で、一種のコメディともいえますが、根底を支えている権力と暴力に対するシニカルな視点が、静かに心に響いてくる映画です。
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また服装をはじめとして、さまざまな背景を明示、暗示するディテイルに凝っていることも魅力です。たとえば、瞬間的に映るモードの腕の数字の入れ墨。私は帰宅してネット検索するまで知りませんでしたが、これは Nazi concentration camp tattoo だそう。若い頃を欧州で過ごしたと語るだけのモードですが、ナチスの強制収容所に入っていたわけで、上のシーンなどいろいろと考えさせられるものがあります。

このアメリカ映画が製作されたのはベトナム戦争末期の1971年。翌年には北爆が再開される年です。そして撮影されたのはサンフランシスコで、サンフラワーになりたいと言っているモード。キャット・スティーヴンス(Cat Stevens)の歌が映像に重なって、当時の雰囲気がじわっと伝わってきます。

平和に対する意識が高まる8月に、この時代の映画を観るのも興味深いことかも知れません。

公式サイト
ZIGGY FILMS '70s

[仕入れ担当]

2010年8月 2日 (月)

エレナ・カンセルのブレスレット

暑い、暑いと言っているうちに、もう8月。声を振り絞って鳴いている蝉に夏の終わりさえ感じてしまいますが、まだまだ残暑が厳しいようです。皆さま、くれぐれもご自愛ください。

モナドにはスペインから秋冬の新作が続々と到着し、検品や写真撮影等でバタバタしています。秋冬物は今月後半、夏休み明けから店頭に並び始めます。どうぞお楽しみに。

さて、今回はマドリードのデザイナー、エレナ・カンセル(Elena Cáncer)からちょっとしたお知らせです。

英国のリバティ(Liberty of London)で販売されていることはブログでご紹介しましたが、米国では高級百貨店ニーマン・マーカス (Neiman Marcus) での取り扱いが始まり、来シーズンからはオーストラリアのシドニーでの展開も決まったそうです。

ウェブサイトの販売拠点(PUNTOS VENTA)の紹介に、これら有名店に混じってモナドがリストされているのは誇らしいような、ちょっと恥ずかしいような・・・。ちなみにサイトの EE.UU というのは Estados Unidos の略で United States のこと、INGLATERRA は England のことです。

ますます躍進めざましいエレナですが、グローバル展開にあたって、ブランド名を Elena Cáncer から Elena Canter に変えたそう。モナドではスペイン語読みにしているので関係ありませんが、英語圏では「Cancer(癌)」のイメージが強いということで、スペイン以外では Elena Canter ブランドで展開すると連絡をもらいました。言葉の問題って厄介ですね。

エレナの作品は造形的なものが多いので、ピアニストなど音楽家の方に「ステージ映えする」と大変ご好評をいただいています。彼女のエキゾチックなピアスはフラメンコ・ダンサーの方にも人気です。

普段遣いにはボリューム感が気になるとおっしゃる方には、ブレスレットがおすすめです。私も彼女のブレスレットを愛用していますが、普段着に合わせるだけでお出掛けモードになるのでとても重宝しています。

たとえばカジュアルなTシャツに合わせて。
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ちょっとエスニックなワンピースにもしっくり合います。
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ジャケットの袖を折り返してカジュアルに。
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ジーンズ・スタイルにも。グリーンが差し色。
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もちろんニットとの相性は抜群です。
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しっとりと秋の雰囲気で。
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アーカイブの写真から引用しましたが、エレナのブレスレットは圧倒的なオリジナリティとタイムレスな魅力に満ちているので、いつまでも愛用いただけます。

モナドは今週も真夏のセール中。エレナのブレスレットは、今セールの一番の目玉かも知れません。是非この機会にどうぞ!

[仕入れ担当]

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