「ネイチャー・センス展」日本の自然知覚力を考える3人のインスタレーション
国際的に活躍している吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆の3人のアーティスト/デザイナーの作品が体感できる展覧会です。
私たちが季節の変化を風の匂いや太陽の光で感じるように、自然を知覚する潜在的な力(ネイチャー・センス)や自然観について、現代の美術やデザインにどのように活かされているのかを問いかけています。
昨年の春、東京国立博物館で開催された「Story of… カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶」で、吉岡徳仁の世界に強く引き込まれましたので、今回の「スノー」もとても楽しみでした。期待通りの素晴らしい作品で、冷たく吹き荒れる雪の中に自分が立っているような感覚に陥りました。
栗林隆の「YATAI TRIP(ヤタイトリップ)」は、一輪の手押し車で屋台を押しながら旅をしているビデオが、和紙で作られた大きなスクリーンで上映されています。ゆるい感じの音楽と白黒で懐かしい印象を受ける映像を見ていると、旅に出たい!と冒険心を駆り立てられました。
この作品を展示している部屋には大きな窓がありますので、夜は53階からの夜景を楽しめます。昼と夜とでは作品に対する感じ方が変わりそうです。
また、同時開催のMAMプロジェクト「トロマラマ」も良かったです。
MAMプロジェクトとは、森美術館が、これから活躍する若手アーティストを応援するプロジェクト・シリーズで、今回は、インドネシアのジャワ島西部にある都市バンドゥンを中心に活躍するトロマラマ(TROMARAMA)という、男性2人女性1人の3人組ユニットの作品が展示上映されていました。
400枚以上の木版画、大量のボタンやビーズ、いくつものマグカップや皿を使った、コマ送りアニメーションのミュージック・ビデオが紹介されています。
途方もない作業を繰り返し、インドネシアの工芸品のように丁寧な手仕事で仕上げられた彼らのアート作品は、ポップで可愛らしく、とてもユニーク。こちらもおすすめです。
ネイチャー・センス展(SENSING NATURE)
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
2010年11月7日(日)まで
開館時間10時〜22時(火曜のみ17時まで)
http://www.mori.art.museum/contents/sensing_nature/index.html
同時開催:トロマラマ
http://www.mori.art.museum/contents/mamproject/project012/index.html
[店長]
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