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2014年5月12日 (月)

映画「ブルージャスミン(Blue Jasmine)」

0 ウッディ・アレン(Woody Allen)監督の最新作です。このところ「それでも恋するバルセロナ」「ミッドナイト・イン・パリ」「恋のロンドン狂騒曲」「ローマでアモーレ 」と欧州を舞台に撮ってきた監督ですが、今回の舞台は米国の西海岸。セレブな結婚生活が破綻して、サンフランシスコの妹の元に身を寄せるジャスミンという女性を中心に展開する物語です。

この映画でケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が今年の米国アカデミー賞で主演女優賞を獲得しましたが、これは彼女の演技を観に行く映画と言っても過言ではありません。良く言えばウッディ・アレンらしい、悪く言えば「しょーもない」ストーリーですが、彼女の凄まじい演技力のおかげで、観る価値のある映画に仕上がっています。

そんなケイト・ブランシェットが演じるジャスミンは、ジャネットという本来の名前に華がないという理由でジャスミンに変えてしまったという上昇志向の強い女性。ニューヨークで資産家の夫ハルと暮らしていた彼女が、スーパーのレジ打ちで生計を立てているシングルマザーの妹、ジンジャーの慎ましいアパートに転がり込むシーンで幕開けです。

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破綻して一文無しになったと聞いていたのに、サンフランシスコへはファーストクラスで飛んで来たと言うし、荷物はすべてルイ・ヴィトンのトランク。シャネルスーツを着てバーキンを抱えたジャスミンにジンジャーは呆れかえります。サリー・ホーキンス(Sally Hawkins)演じるジンジャーの庶民的なノリも、ジャスミンのズレを際立たせる大切な要素です。

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ジンジャーの元夫も、後に明らかになる理由があって、彼女に反感を抱いていますし、ジンジャーと暮らすはずだったヒスパニック系のボーイフレンドも、ジャスミンのせいで計画が狂ったこともあり、高飛車な彼女に批判的です。

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ジャスミンも生活していかなければなりませんので、インテリアコーディネーターの勉強をしようと思い立ちますが、ネット講習を受けたくてもパソコンの使い方すらわからない彼女。そこでパソコンスクールに通う授業料を捻出するために歯科医院の受付の仕事を始めますが、これもいろいろとうまくいきません。

そんなとき、パソコンスクールの友人に誘われてパーティに参加し、裕福なエリートと知り合ったことから、流れが変わります。再びセレブな生活に戻ろうとジャスミンの奮闘が始まるのです。

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ウッディ・アレンの映画によく登場する神経症気味の中年男性のキャラクターがありますが、このジャスミンも自尊心と虚栄心をうまく扱えなくて、ぶちぶち独り言を言いながら壊れていくキャラクター。

神経症気味どころか、ウォッカマティ−ニ(Stoli Martini)と抗不安薬(Xanax)を飲みまくって、自滅するところまで演じきるケイト・ブランシェットに怖いほどのリアリティがあります。

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また彼女のグレイスのある佇まいが、ジャスミンのスノッブなキャラクターには必須です。先週のブログで書いた、ケイト・ウィンスレットが陳腐なストーリーを支えた「とらわれて夏」と同様、「ブルージャスミン」はケイト・ブランシェットあってこその映画だと思います。

アカデミー主演女優賞は「アメリカン・ハッスル」のエイミー・アダムスなどと競ったわけですが、この映画を観て、やはりケイト・ブランシェットを選ぶしかなかったのだろうと納得しました。

公式サイト
ブルージャスミンBlue Jasmine

[仕入れ担当]

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