ジョイドアートのTURINIシリーズ
前回に引き続き、スペインのお話です。
来シーズンの打ち合わせのため、ジョイドアート(joid'art)の本社オフィスへお邪魔してきました。いつものように輸出担当のミリアム(Miriam)がホテルに迎えに来てくれて、彼女の車で高速道路を1時間半かけてジローナ県にある本社オフィスへ。
変わらずスリムなミリアム。テニスの練習で日焼けした肌にジョイドアートのオキシダイズド(燻し加工)したジュエリーが映えます。
ジョイドアートはスペインによくあるタイプの家族経営の中小企業ですが、EU圏外を含むヨーロッパ全域に展開しています。輸出は順調に伸びているそうで、来シーズンからはロシアへも販路を広げるとか。私が訪れた週も、各国からディストリビューターやエージェンシーがやってきていました。
打ち合わせの間中、ひっきりなしに彼女の携帯に電話が入ります。カタラン(カタルーニャ語=バルセロナ等で使われている言葉)だとまったく分からないのですが、必ず電話の最後に「メルシー」と言っているので、彼女に聞いてみると、「メルシー」はカタランで「ありがとう」のことだそうで、発音こそ違えど、スペルもフランス語のメルシー(merci)と同じだそうです。やはり、フランスに近いので言語も影響を受けているんですね。
ちなみにミリアム、お父さんとはカタラン、お母さん(カタルーニャ出身ではない)とは普通のスペイン語で話すと言っていました。なんだか、頭がこんがらがりそうです。
毎回楽しみなのが、彼女といろいろなおしゃべりをしながらのランチです。
今回も、カタルーニャ地方でお馴染みの料理をご馳走になりました。前菜に豆のスープ、メインは、サルサソースがかかったポークのロースト。スパイシーで食欲をそそりますが、かなりのボリュームです。
前回も「スペインの経済危機って・・・?」という話を書きましたが、彼女も8月はバケーションで3週間ブラジルへ旅行だとか。なんともうらやましい話です。
肝心の来シーズンのコレクションですが、本格展開は9月に入ってから。クリエイティビティに富んだ数々のアクセサリーが登場しますので、どうぞお楽しみに!
さて、ジョイドアートには、主要3ラインの他に、もうひとつ TURINI というラインがあります。主要3ラインはスターリングシルバーを使ったジュエリーが主体ですが、TURINI はシルバーを使わずに価格を抑えたカジュアルなコスチュームジュエリーで、これまではスペイン国内だけの展開でしたが、他ラインと同様に海外への展開も始めました。そして、今シーズンからモナドにも登場。ヨーロッパ以外で販売されるのはこれが初めてということです。
同ラインから Pippa コレクション。ウッドに様々な色でペインティングされています。
ちょっぴりトライバル感覚を効かせた土っぽい色合い。どことなく、いま全世界の注目の的、南アフリカのテーマカラーに似ているような気がしないでもありません。
お値段も2,000円から6,000円ととてもお手頃ですので、夏の陽射しや汗のことを気にせず着けられます。気軽にアフリカン・テイストを取り入れるには最適だと思います。
ジョイドアートのアジア地区での正規取り扱いはモナドのみです。ぜひ、一度ご覧にいらしてください。
[仕入れ担当]
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