はじめての手タレ
店長が絵のモデルなら、私は手タレで対抗!というわけではないのですが、スペインのグルメ雑誌に私の手が載りました。
日本のネイル技術は非常にレベルが高いので、スペイン人から見ればそれなりに面白いと思いますが、もちろん主役はタパスです。冬の仕入れでマドリードを訪れたとき、写真家の山澤さんが食事しながら撮った写真の1点が雑誌に使われたという次第。
このSOBREMESA誌、表紙だけ見ると、アート系の雑誌か男性誌かといった感じですが、スペインでは有名なレストラン専門誌だそうです。エルブリのフェラン氏に関する記事とかが載っていて、日本でいうと、柴田書店の雑誌のような位置付けでしょうか。バックナンバーがPDFで公開されていますのでご興味のある方はリンクからどうぞ。(ご紹介の号はMARZO 2010)
今回はこの bahia taberna でランチを頂いたのですが、そこで出てきた「tataki」という料理。日本のタタキからインスピレーションを得たとかで、一緒に出てきたのが、この大きな洗濯ばさみのようなもの。フロアマネージャー(共同経営者)のマルタさんは、「日本人は子どもの時にこれで練習するって聞いたわよ」と言っていましたが、私は日本人を代表して、きっぱり否定しておきました。
ヴィンソン(VINÇON)等で売ってるそうで、スペインでの日本料理人気のほどが伺えます。しかし、日本人としては非常に使いづらい。結局、普通のお箸を出してもらいました。みんなどうしてるのだろうと奥のカウンターに目を向けると、洒落た感じの現地人カップルが、この洗濯ばさみ風お箸を巧みに(?)使っていて、なんだか微妙な気分でした。
下の写真はレストランの帰りに立ち寄ったファン・カルロスⅠ公園(Parque Juan Carlos I)です。そこに桜の花が100本も植えられているということでご案内いただきました。現地の日本人会のご寄付もあって実現したそうで、日本の桜と花見の慣習について、簡単な説明もついています。奥の小高い丘にはしだれ桜もあるとか。ただし、桜の木自体は日本産ではなく、ベルギー産とのこと。
周りにはオリーブの木もたくさん植えられていて、白い花がびっしり咲いていました。モナド店頭のオリーブにも白い花が咲きましたが、ちょっと比べものになりませんね。
この日のマドリードは36度近くまで気温が上がり、陽にあたらなくても痛いくらいの暑さ。公園を少し歩いただけでぐったりする感じでした。しかしこんな日でもジョギングしている人がいて、びっくり。しかも上半身裸・・・。いったい彼らの身体はどうなっているのでしょう?
[仕入れ担当]