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河村要助氏は、日本のイラストレーション史に大きな影響を与えたデザイングループ「100%スタジオ」の一人。ニューヨークのプッシュピン・スタジオ（Push PinStudio）のグラフィックデザインに刺激を受け、湯村輝彦氏、矢吹申彦氏と1970年にグループを結成し注目を浴びました。

デザイングループは間もなく解散しましたが、その後も河村氏は、イラストデザインだけでなく文筆家としても活躍。ラテン音楽をこよなく愛し、特にサルサは、氏のイラストや文章によって、1970年代、日本に広まったと言われています。サルサの伝道師とも言える存在です。

先週の土曜からセルバンテス文化センターで開催されている「サルサ天国　〜河村要助の世界〜」では、70年代から80年代を中心としたレコードジャケットや、サルサの研究ノート、手書きの原稿など、100点以上の作品が展示されています。

最終日の5/14（土）は、18時〜22時まで、クロージングのDJイベントを開催。音楽と作品で、ラテンの世界にどっぷりと浸れる時間になりそうです。

また同時に、銀座にあるクリエイションギャラリーＧ８で「伝説のイラストレーター 河村要助の真実」が開催中です。こちらでは、初公開となる少年時代のノートから、「100%スタジオ」時代の作品、そして近作にいたるまでの約300点が展示されているそうです。

河村氏のイラストは、独特のリズム感と、どことなく懐かしい感覚が魅力です。ご家族やお友達同士で訪れてはいかがでしょう。

サルサ天国　〜河村要助の世界〜
セルバンテス文化センター東京 2Fギャラリー
http://www.tokio.cervantes.es/jp/default.shtm
2011年5月14日（土）まで
開館時間：10時〜20時（日曜のみ14時まで）
※4/29〜5/5は休館です

《関連企画展》
伝説のイラストレーター　河村要助の真実
クリエイションギャラリーＧ８
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201103/g8_exh_201103.html
2011年5月20日（金）まで
開館時間：11時〜19時
※日曜・祝日・4/29〜5/5は休館です

[店長]