« 2011年夏休みのお知らせです | トップページ | 真夏のセール(その4):秋まで楽しめるジョイドアートのストリングネックレス »

2011年8月 4日 (木)

映画「人生、ここにあり(Si può fare)」

Sipuofare0 久々のイタリア映画です。ちょっとベタな邦題(原題は“We Can Do That”の意味でさらにベタですが)なので、どうかなぁと思いつつ、たまにはストレートなヒューマンドラマも良いかと思って観に行ってきました。意外に混んでいると聞いていたのですが、ほんとうに満席でびっくりでした。

実話(?)に基づいた映画ということで、ストーリーはとってもシンプルです。舞台は1978年公布のバザリア法によって精神病院(Manicomio)が廃絶され、患者の自立を試みている1983年のミラノ。元患者たちに切手貼りのような軽作業を与えていた病院付属の協同組合に、熱血漢ゆえに所属していた労働組合から異動させられてしまった組合職員のネロがやってきます。

Sipuofare5

公的機関から与えられる補助的な仕事ではなく、おカネを稼げる仕事を身に付けさせようとするネロ。しかし精神的な疾患を抱えている組合員ばかりですから、なかなか思うようにいきません。それでもさまざまなトラブルを乗り越えながら、一歩一歩、職人として自立する道を進んでいくという物語です。

Sipuofare4

取り扱っているテーマは、精神病患者の自立というシリアスなものですが、登場人物のキャラクター設定が細かく、イタリア映画らしい人間味あふれる作品に仕上がっています。笑えるシーンもあり、じんわりくるシーンもあり、想像以上に楽しめる映画だと思いました。

Sipuofare3

ネロ役のクラウディオ・ビジオ(Claudio Bisio)の熱演もさることながら、元患者を演じた役者たちの好演が光ります。それぞれ欠落した部分を抱えながら、力を合わせて前に進もうとする懸命な様子がリアルに伝わってきました。

Sipuofare2

冒頭にも記しましたが、想像以上に混んでいます。上映館のシネスイッチ銀座は、いまだ先着順に並んで入場する昔ながらの映画館ですので、早く行って座席を指定することができませんし、場合によっては立ち見になってしまいます。特に金曜日のレディースデーは要注意です。

Sipuofare1

公式サイト
人生、ここにありSi può fare

[仕入れ担当]

« 2011年夏休みのお知らせです | トップページ | 真夏のセール(その4):秋まで楽しめるジョイドアートのストリングネックレス »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「人生、ここにあり(Si può fare)」:

» 人生、ここにあり! [映画とライトノベルな日常自販機]
“笑って泣いて、生きていることの素晴らしさを実感しました” おすすめ度:★★★★☆ 2011年12月11日  新潟・市民映画館シネ・ウインドにて鑑賞(12月23日まで上映) 精神疾患にかかり入院したり施設いる人々は、薬の影響で無気力であり動作も緩慢です。そして医師やスタッフ(関係者だけではなくそうした病気のことを知らない普通の人も)は彼らを常に上から目線で扱っていることが多いのです。 ネッロが最初に組合にやってきた時に、自分はみんなの同僚だと自己紹介し、彼ら一人一人を“さん”をつけて呼びました。同じ... [続きを読む]

« 2011年夏休みのお知らせです | トップページ | 真夏のセール(その4):秋まで楽しめるジョイドアートのストリングネックレス »

フォト