Michel Camilo & Tomatito@ビルボードライブ東京
2009年のビルボードライブ、2011年のブルーノート東京に続く3回目のカミロ&トマティートです。今回は、ステージと客席が近いビルボードライブで、カミーロ側の鍵盤がよく見える席だったこともあって、今までで最高のステージだったと思います。
相変わらず人気のデュオですので、上階の隅まで会場は超満員。普段はテーブルのないステージの袖のようなところまで観客で埋まってました。
演奏された曲目は以前と同様、"Spain"と"Spain Again"の2枚のアルバムから。といっても、お互いの表情を伺いながら音を紡ぎ出していくような演奏スタイルですので、サビの部分まで曲名がわからないほど常に新鮮です。
出だしの"Para Troilo Y Salgán"や"Libertango"あたりから急激に雰囲気が良くなっていき、そのままアンコールの"Two Much/Love Theme"まで1時間半、最高潮の盛り上がりが続いた感じでした。
アンコール前のラストは、もちろんチック・コリアの"Spain"。イントロが始まった瞬間、会場全体から静かに拍手が沸き起こり、演奏後はほぼ全員が起立してのスタンディングオベーション。おそらく、いま聴ける最高の"Spain"だと思います。
トマティートは間違いなく世界トップレベルのギタリストの1人だと思いますが、ミシェル・カミロの超絶なピアノと組み合わさったときの化学反応の凄さは体験した人にしかわからないでしょう。死ぬまでに聴いておきたい生演奏という投票があれば、私は昨晩のステージに一票を投じます。
東京のステージは今晩まで。今から良い席を確保するのは難しいと思いますが、カジュアルシートなら聴けると思います。お時間のある方は是非お試しください。
[仕入れ担当]
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