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2015年2月 1日 (日)

展覧会「パスキン」パナソニック 汐留ミュージアム

第一次世界大戦後、パリのモンマルトルやモンパルナスを舞台に独自の画風を展開した外国人芸術家たち。
ブルガリア生まれのジュール・パスキン(Jules Pascin)は、繊細な輪郭線と、真珠のような輝きを放つ柔らかい色で描いた作品が高い評価を受け、時代の寵児として愛されました。

Pascin_1 Pascin_2

裕福なユダヤ系の家庭に育ったパスキン、少年のころから娼館に出入りし、家業の手伝いが続かず家を出たことは有名な話ですが、ウィーンで美術の基礎を学んだ後、ミュンヘンに活動の場を移します。
そこで、鋭い視点と卓越した素描力で描いた風刺画で活躍し、1905年からはパリで本格的に油彩画を学びながら書籍の挿絵などを手掛けました。

本展では、ドイツの人気風刺雑誌と専属契約を結んでいたころの挿絵や、パリで学び始めたころの油彩画から、戦火を逃れアメリカやキューバを旅していたころの作品、45歳で自ら命を絶つ前に描かれたパスキン全盛期の作品群が並びます。

1920-30年の作品では、聖書の一節や童話をテーマにした素描や版画を多く発表していますが、中でも「赤ずきん」をモチーフにしたコラージュはユーモアたっぷり。
作品以外にも、アトリエにたつパスキンの写真や、愛人リュシーへ宛てた最後の別れの手紙、当時開かれた個展のカタログや招待状など貴重な資料が多数展示されています。

パスキン展 - 生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子 -
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/15/150117/
パナソニック 汐留ミュージアム:10時ー18時
2015年3月29日(日)まで

[店長]

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