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2015年10月12日 (月)

パリ市立美術館 アンディ・ウォーホル回顧展 WARHOL UNLIMITED

買付けの最終日、夕方の帰国便までの空き時間に、10月2日から始まったアンディ・ウォーホル回顧展“WARHOL UNLIMITED”を観てきました。

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昨年、東京六本木の森美術館で日本国内最大のウォーホル大回顧展が開催されましたが、このパリの展覧会は、アンディ・ウォーホルの Shadowsシリーズ全作品がヨーロッパで初公開されることを記念して開催されているものだそう。

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上のポスターを含むセルフポートレートから始まり、イーディ・セジウィック、ダリ、マルセル・デュシャンなど、当時のカリスマたちを撮影した映像、美術館入り口の壁にも貼られているカウ・ウォールペーパー、フラワー・シリーズ、ジャックリーン・ケネディや毛沢東のシルクスクリーンの作品など、代表作200点以上が展示されています。

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興味深かったのは、New Religion と名付けられたスペース。ウォーホルがプロデュースした The Velvet Underground & Nico のメンバーたちのモノクロ写真や、あの有名すぎるバナナのレコードジャケット The Exploding Plastic Inevitable の絵など、壁の落書き風にコラージュしたスペースを通り抜けると、その奥では、バンドのパフォーマンス映像が四方のスクリーンで流されています。

また、NYのスタジオ The Factory を再現し、全体をシルバーで塗ったスペースには、天井にSilver Clouds (銀の雲)の作品が浮かんでいたり。

そして、最後の広大なスペースに展示されているのが、今回の目玉“Shadows”シリーズです。

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17色102点のシルクスクリーンで構成された長さ130mを超す大作。制作当初100点の予定だったところ、最終的には108点となり、そのうち Dia Art Foundation(米国NYのディア芸術財団)所蔵の102点が、今回、一連の作品として展示されているとのこと(残り6点はアーティスト所有)。

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ここだけは写真撮影OKだったのですが、もちろんカメラの画角には収まりきれません。

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展示スペースの出口近くでは、彼の名言“In the future everyone will be world-famous for 15 minutes.(将来は誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう)”と書かれたマシン(?)でウォーホル風の写真を撮ってもらえます。

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行列ができていますが、記念に1枚撮ってもらうのも楽しいかもしれません。展覧会のタイトル入りで1回2€です(右はウォーホルのポストカード)。

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パリ市立美術館(Musée d'Art moderne de la Ville de Paris)
Warhol Unlimited
10月2日(金)~ 2016年2月7日(日)
http://www.mam.paris.fr/fr/expositions/exposition-warhol

[仕入れ担当]

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