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2019年8月18日 (日)

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展 三菱一号館美術館

スペイン・グラナダに生まれ、パリとローマで育ち、ヴェネツィアで創作活動を続けた巨匠マリアノ・フォルチュニの全貌に迫る大回顧展です。1900年代前半、繊細なプリーツをつけた絹のドレス「デルフォス」で服飾界に新風を吹き込んだフォルチュニは、ファッションだけでなく画家、写真家、舞台美術のデザイナー、テキスタイルデザイナーとして活躍した総合芸術家。それぞれの分野で多大な影響を与えてきた活動を彼の生い立ちをたどりながら紹介しています。

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父親は異国情緒あふれる作風で人気のあったカタルーニャ人画家、母親は祖父・曽祖父がともに画家でプラド美術館の館長を務めたという芸術家一族の出身。身近にあった絵画をはじめ、両親が蒐集していたアフリカ、中東、中国、日本の工芸品などがフォルチュニの創作に多大な影響を与えています。

本展では絵画や舞台関連の作品も多く紹介されていますが、やはり注目は、日本や中国の上質な絹を優しい色合いに染め、手作業で繊細なプリーツをつくり上げた「デルフォス」。筒状に縫製されたドレスの脇には、ムラーノ島で制作されたトンボ玉が装飾されていますが、これは美しいフォルムを保つためのおもりの役目も果たしているそう。

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中東のチューリップを模した壁掛けのテキスタイルや、真鍮の枠に絹をはりエキゾチックな模様をつけた吊りランプもあり、どれも自宅に持って帰りたくなるほど魅力的です。

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10代からカメラを持っていたというフォルチュニは、日常の風景から建物のディテールや彫刻作品など創作のための記録として、さまざまなシーンを切り取っています。彼の邸宅兼アトリエだったフォルチュニ美術館には100冊のアルバムと、1万枚を超えるネガが残されているそうです。

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100年たっても、新しい。クリエイションの数々に出会えます。

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展
https://mimt.jp/fortuny/
2019年10月6日(日)まで

[店長]

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