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2020年8月21日 (金)

北スペインに想いを馳せて:漁港の町 ゲタリアで堪能する海の幸とクチュリエの世界

旅に出たい!シリーズの第2弾は、昨日お話したサン・セバスチャンを拠点にしたワンデートリップ。街の中心からバスで気軽に行ける港町、ゲタリア(Guetaria)を訪れます。下の船に書かれている Getaria はバクス語表記です。

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のんびりとした海岸沿いを走り、約30分ほどで到着。

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バスを降りると地元出身のフアン・セバスティアン・エルカーノ(Juan Sebastián Elcano)の銅像が迎えてくれます。フェルディナンド・マゼランから船団の指揮を引き継ぎ、1522年に史上初となる世界周航を達成した人物だそうです。

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まずお目当ては、美味しいお魚料理。
映画「スペインは呼んでいる(The Trip to Spain)」にも登場したチョコ・ゲタリア(Txoko Getaria)を目指します。

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お昼前に入店すれば大丈夫だと思ったのですが、甘かった。ガラガラに見えるテーブル席はすべて予約で埋まっているとのこと。

とは言え、地産の魚を供するレストランはたくさんあります。こんな風に外で焼く魚の炭火焼(アサドール)が名物です。

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漁港の先にある、地元で評判の Asador Astillero へ。

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テラス席から海を眺めながら食事が楽しめます。

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野菜たっぷり、オリーブいっぱいのサラダからスタート。

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獲れたての大ぶりなハマグリにレモンをかけて。

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エビもシンプルな塩焼きで。

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魚介の出汁が出たスープはとても美味でした。

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と、ここまででお腹いっぱいになり、魚の炭火焼きには到達できず。次回はぜひ獲れたての魚の炭火焼きを楽しんでみたいと思います。

同じ建物の1階にはアンチョビで有名なMaisor(マイソール)があります。お土産にちょうど良い缶詰や瓶詰め、パック詰めもあります。

ゲタリアは微発泡ワインのチャコリが名産で、丘陵にはワイナリーが点在しています。実際、ワイナリーを目指して、バスを途中下車していく観光客も見かけました。こちらは街角に貼られていた各ワイナリーを紹介したポスター。

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そして、ゲタリアへやって来たもうひとつの目的は、クリストバル・バレンシアガ美術館(Cristóbal Balenciaga Museoa)を訪れること。

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映画「ファントム・スレッド(Phantom Thread)」で主演のダニエル・デイ=ルイスが演じたデザイナーのイメージが、このクリストバル・バレンシアガ。ゲタリア出身のスペインが世界に誇るクチュリエです。

小高い丘の上に建つ邸宅 Palacio Aldamar に併設されるように建てられた美術館。

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この邸宅は、貴族の The Marqués and Marquesa of Casa Torres の住居だった建物。バレンシアガの母親が裁縫婦として働いていたそうで、ここの伯爵夫人が、母親の元で技術を習うバレンシアガの才能を見出し、デザイナーになるように勧めて最初の顧客になったそうです。

ファサードと内装を手掛けたのは、バルセロナ拠点の建築家集団 AV62 Arquitectos

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"Lace Magician" と呼ばれるほど、美しいレース使いにも定評があったバレンシアガ。

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そのレースを思われせる花模様のパンチングメタルが内装の雰囲気に優美さを添えています。

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入り口近くのピンクの小部屋の奥では、バレンシアガの歴史とゲタリアとの関わりを紹介する映像を観ることができますので、そちらを先にご覧になることをおすすめします。

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明日は、フランスとの国境の町、オンダリビアのお話です。

[仕入れ担当]

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