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2020年12月15日 (火)

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか 東京都現代美術館

「Timeless(時代を超えるもの)、Original(自分にしかできないもの)、Revolutionary(革命的なもの)」をデザインの根幹に捉え、可能性に挑戦し続けた石岡瑛子の大回顧展。デザイナー、アートディレクターとして、映画やオペラ、ミュージック・ビデオなど多岐にわたる分野で、世界を舞台に活躍した石岡氏の仕事を振り返ります。

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1960年代、資生堂「ホネケーキ石鹸」の広告でキャリアをスタートさせた石岡氏。ジェンダー、国境、民族といった固定観念にとらわれず、新しい時代をデザインしていきます。資生堂のサマーキャンペーン「太陽に愛されよう」、パルコの広告「パルコ感覚は遺伝するか、しないか」「女は明日に燃えるのです」、角川書店の文庫本キャンペーン「女性よ、週刊誌を閉じなさい」など、センセーショナルなビジュアルとコピーは、いま見ても新鮮で心に刺さるものばかりです。

活動拠点をニューヨークに移した80年代以降は、さまざまなジャンルのクリエイター達との出会いがデザインに結びつきます。トランペッターのマイルス・デイヴィスとの仕事では、アルバム《TUTU》のジャケットデザインに携わり、写真家アーヴィング・ペンを起用。レコードが流れる空間で企画提案に使われた資料やジャケット写真を観ることができます。スーパーモデルの先駆けと言われ、女優やシンガーとして活躍したグレイス・ジョーンズとは、パルコの広告で出会い、その30年以上後に彼女のステージコンセプトや衣装デザインを担当。パワフルなツアー映像は観入ってしまいます。

アカデミー賞を獲得した映画《ドラキュラ》や、2年もの時間をかけて作り出したというオランダ国立オペラ《ニーベルングの指環》の衣装、ソルトレイクシティオリンピックのユニフォームや、北京オリンピック開会式のアトラクションで使われたコスチュームなど色とりどりの作品群。

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最後の展示作品は、石岡氏が東京藝術大学に入学する前に作られた絵本《えこの一代記》。「世界中を旅して、美味しいものを食べて。私の夢が叶いますように!」と書かれたこの本から、創造の旅が始まっています。

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/
2021年2月14日(日)まで

[店長]

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